大林素子さん「努力先延ばしせず」夢実現へ経験語る

生徒たちと背比べをする大林素子さん(左)

往年の名アスリートが一流の技術と経験を伝える「VICTORYスポーツ教室」(主催・日刊スポーツ新聞社ほか、協賛・トンボ)が29日、三重・伊勢市立桜浜中学校で開催され、元バレーボール全日本女子の大林素子さん(51)が講演会と実技指導を行った。

豊浜中と北浜中の統合新設校として、1日にスタートしたばかりの桜浜中。大林さんは、全校生徒と関係者ら約240人に自己紹介した後、いきなり舞台から下りて即席の背比べ大会。

場を和ませた後の講演では、中学時代のバレー部監督が人生の転機になったことを、多くのエピソードを交えながら披露。「どんな夢でも実現の可能性はある。他人より1歩頑張れば、何かが変わるはず」。そして「努力を先延ばしせず、楽をすることを先送りしよう」と結んだ。

実技指導では、バレーボール部員相手に奮闘。柔軟体操に始まり、キャッチボールやスパイク、トス練習を通じてボールの扱い方の重要性を説いた。