小川雄勢、平成元年から5連覇した父の前で一本負け

準決勝でウルフ(右)に敗れ、前をぼうぜんと見つめる小川(撮影・河田真司)

<柔道:世界選手権男子100キロ超級代表最終選考会兼全日本選手権>◇29日◇東京・日本武道館◇体重無差別

平成の始まりと終わりを「小川家」で制することはできなかった。父直也氏が平成元年大会から5連覇している小川雄勢は、準決勝でウルフに一本負けした。

奥襟を握られ劣勢、後がなくなった終盤に組みにいき、逆に大内刈りの餌食になった。「勝ちたい気持ちが相手のほうが強かった」と肩を落とした。