阿部一二三、ウルフら9人 世界選手権の男子代表

全日本柔道選手権大会初優勝を果たし、ガッツポーズするウルフ(撮影・河田真司)

全日本柔道連盟(全柔連)は29日、19年世界選手権東京大会(8月25日開幕、日本武道館)男子100キロ超級代表に16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(26=百五銀行)を選出したことを発表した。

原沢は同日、東京・日本武道館で行われた体重無差別で争う全日本選手権で準々決勝敗退したが、2月の欧州国際大会などの実績が評価されて代表に決まった。

大会後、全柔連の強化委員会が開かれ、世界選手権男子代表が出そろった。記者会見に出席した井上康生監督は「日本代表としての自覚と誇りを持って、まずは世界選手権でしっかりと結果を残したい」。金野潤強化委員長は「全階級金メダル、混合団体戦での3連覇を目標にして取り組んでいきたい」と抱負を語った。

代表選手は以下の通り。

▼男子 60キロ級高藤直寿(パーク24)、永山竜樹(了徳寺学園職)、66キロ級丸山城志郎(ミキハウス)、阿部一二三(日体大)、73キロ級大野将平(旭化成)、81キロ級藤原崇太郎(日体大)、90キロ級向翔一郎(ALSOK)、100キロ級ウルフ・アロン(了徳寺学園職)、100キロ超級原沢久喜(百五銀行)