明成リベンジ「大きな収穫」能代工との東北対決制す

能代工対明成 第2Q、能代工・上村悠(左)のマークをかいくぐりカットインする明成・小川

<高校選抜バスケットボール・能代カップ:明成72-65能代工>◇最終日◇5日◇秋田・能代市総合体育館

明成(宮城)が能代工(秋田)との東北対決を72-65で制し、2月の東北新人大会決勝で51-81と大敗したリベンジを果たした。この日の1試合目で、洛南(京都)に86-74で今大会初勝利。1試合を挟んで迎えた強行軍だったが、最後まで運動量が落ちることはなかった

ウインターカップ終了後から体幹、持久力、瞬発力の向上を目指し厳しいトレーニングを積んできた。木村拓郎主将(3年)は「全員体が強くなって、激しい守備とか、攻撃での1対1とかに生きていると思う」と効果を実感する。

U-16日本代表の山崎一渉(千葉・松戸一中)、菅野ブルース(岩手・花巻中)の1年生コンビが大会前に負傷し登録変更となった。チーム作りには誤算が生じたが、逆に上級生たちが奮起してみせた。

能代工にゾーンディフェンスで勝利したのは初。八村塁(ゴンザガ大)が2年時の東北新人大会でも敗れている。佐藤監督は「能代工戦に出た選手には大きな収穫でしょう」。新たな経験を財産に、さらなる成長を目指す。【野上伸悟】