全仏2年ぶり8強狙う錦織2-1リードで日没順延

午後9時40分を過ぎ日没が迫る中、必死の表情で返球する錦織(撮影・山崎安昭)

<テニス:全仏オープン>◇2日◇フランス・パリ◇男子シングルス4回戦

2年ぶり3度目の8強を狙う世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、同38位のペール(フランス)に6-2、6-7、6-2となった時点で日没サスペンデッドとなり順延となった。試合は3日の第2コート第2試合に組まれた。

勝てば準々決勝は同2位ラファエル・ナダル(スペイン)との対戦となる。

第1セットは、第2ゲームでいきなりブレークされた錦織だが、第3ゲームでペールのミスに乗じてあっさりブレークバック。3回戦で精度を欠いたフォアが好調で左右の隅にボールをコントロールして6ゲーム連取。30分足らずで先取した。

第2セットは、お互いにサービスキープの展開で滑り出した。第6ゲームで先にペールにブレークを許したものの第9ゲームでブレークバックに成功。そのままタイブレークに突入し、8-9から錦織のフォアの逆クロスが痛恨のネットとなりペールに同セットを奪われた。

嫌な流れを断ち切るように錦織は、白から濃紺のキャップに変えて第3セットに臨んだ。同セット第4ゲームでブレークに成功し主導権を握ると第8ゲームもブレークで第3セットを取り、セットカウント2-1とリード。第3セットを終えた時点で日没サスペンデッドとなった。