左顎骨折のソフト上野由岐子、8月下旬に実戦復帰へ

上野由岐子(18年8月撮影)

女子ソフトボール日本代表のエースで4月に左顎を骨折した上野由岐子(36=ビックカメラ高崎)が、早ければ8月下旬に実戦復帰する見通しとなった。

11日に群馬・高崎市で行われた代表合宿で、宇津木麗華監督が明かした。

上野は骨折直後は食欲もなく体重が落ちたが、現在はキャッチボールができるまで回復。8月30日開幕のジャパンカップ(高崎)での復帰を目指しトレーニングをしているという。5月下旬の退院後に食事をした宇津木監督は「心配しないでと言われた。常に自分を維持していくタイプなので大丈夫」と語った。

東京五輪金メダルには「上野が必要」と語る宇津木監督だが、上野不在で戦う22日からの日米対抗では藤田、勝股ら投手陣の活躍が鍵を握る。「藤田はコントロールも変化球もいい。勝股も若いし、もっと伸びる」と期待する。チーム一丸となってライバル米国を倒し、最高の状態で絶対的エースの復活を待つ。