エペ佐藤希望が日本勢最高8強 東京五輪へ手応え

準々決勝で敗れた女子エペの佐藤(撮影・小沢裕)

<フェンシング・アジア選手権>◇第2日◇14日◇千葉ポートアリーナ◇女子エペ個人ほか

女子エペで16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)8位の佐藤希望(31=大垣共立銀行)が、日本勢最高の8強入りした。17年に次男・旬くん(2)を出産するなど、リオ五輪以来の国際大会で、20年東京五輪への手応えをつかんだ。吉村美穂もベスト8入り。男子サーブルの日本勢最高は、島村智博とストリーツ海飛のベスト16だった。

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3年ぶりの国際大会に挑んだ佐藤は、世界ランク5位のカン・ユンミ(韓国)に8-15で敗れた。17年に次男を産み、本格的に始動したのは今年に入ってから。「まだまだ反応が戻ってきていない。リオに比べると60%ぐらい」と本調子ではない。それでも3大会連続出場が懸かる東京五輪に向けて「徐々に調子は上がってきている。離れてはいない。近づいている」と手応えをつかんだ。