世界1位大坂なおみ、33位にフルセットで初戦突破

第1セット、サーブを放つ大坂(ロイター)

<テニス:ネイチャー・バレー・クラシック>◇18日◇英バーミンガム◇女子シングルス1回戦

世界ランキング1位の大坂なおみ(日清食品)は、同33位のマリア・サカリ(ギリシャ)を6-1、4-6、6-3のフルセットで下し2回戦に進出した。対戦成績は大坂の2勝1敗となった。

第1セットは3連続ブレークで、2ゲーム目から6ゲーム連取で先取した。

このまま一気にいくかと思われたが、第2セットに入るとダブルフォールト、バックハンドのミスが出るなど第5、7ゲームをブレークされ、同セットを失った。

第3セットは第6ゲームをブレークし、そのまま押し切った。

今大会は7月1日開幕の4大大会第3戦ウィンブルドン選手権の前哨戦の一つ。球足が遅い赤土から速い芝への移行は難しく、ウィンブルドンで大坂は2年連続3回戦で敗退している。

「これまで芝コートでは心地よくプレーできていない。最初の芝での大会は常に厳しい戦いになる。毎年、改善できるように努力している。昨年を上回るプレーが目標」と気を引き締めて臨んだ初戦は苦戦となった。

大坂は4大大会3連勝を逃した赤土の全仏オープンを終えて約1週間の休養を取ったという。「以前よりもプレッシャーはなくなった。とにかく今は全てのことを楽しもうとしている」と話していた。