日本が4連敗中の米国に先勝 ソフトボール日米対抗

日本対米国第1戦 4回裏日本2死、5番森(右)は左越え本鈴打を打ち江口(後方左)とハイタッチをする。左手前は山本

<ソフトボール:日米対抗>◇22日◇シェルコムせんだい

日本が20年東京五輪でメダルを争うライバル米国に6-4で先勝した。3-3の同点で迎えた4回裏、2死一塁から4番山本の右越え2ランで勝ち越すと、5年ぶりに代表に復帰した5番森さやか(31)が、左翼にダメ押しのソロ本塁打を放った。「(それまで)2四球だったので積極的にいった」と振り返った。

日本は昨年の世界選手権とジャパンカップで米国に4連敗中。「米国の速球に強い打者が必要だった」という宇津木監督から声をかけられた森は「外国人はスピードで押してくる。タイミングを意識して打席に入った」と話した。

代表に呼ばれない時期も「チャンスに強い打者になろう」と練習を重ねてきたことが実を結び、東京五輪の代表入りも見えてきた。「ちょっと遠かったけど、これで近づいてきたかな」。与えられたチャンスをものにした森が代表定着へ強烈なアピールをした。