B1秋田前田顕蔵HC就任会見 プレーオフ進出目標

B1秋田の指揮官に就任した前田HC(左)は水野社長と並んで笑顔で会見

バスケットボールのB1秋田ノーザンハピネッツは28日、秋田市内で前田顕蔵ヘッドコーチ(HC、37)の就任会見を行った。創設10周年の節目にアシスタントコーチ(AC)から昇格。自分たちや身内を表す東北地方の方言「おらほ」をキーワードにした「ORAHO5カ条」を示し、チャンピオンシップ(プレーオフ)進出を目標に掲げた。

過去4年で2人のHCを補佐した前田HCが所信表明した。海外留学の経験も生かし、「ORAHO」を頭文字にしてワード化。「One(ワン)」=チーム一丸、唯一無二の存在になる。「Respect」(リスペクト)=すべてを敬う。「Accountability」(アカウンタビリティ)=責任を持つ。「Humility」(ヒューミリティー)=謙虚である。「Opportunity」(オポチュニティー)=地方から全国や世界に飛び出すチャンスをつかむ-。この5点を「おらほのチームが大事にすること」の5カ条にした。

新加入2人を含むスタッフ7人の陣容も決まり、7月1日から日本人選手の練習を始める。センターのニカ・ウイリアムス(31)も4月に日本国籍を取得し、すべてのクオーターで外国籍選手との同時出場が可能になった。ペップ前HCが築いたスタイルを継承しながら「選手と年齢が近いのでよく話し合い、モチベーターになってチームを引っ張っていきたい」と意欲を示した。【佐々木雄高】