五輪チケ「セカンドチャンス」開閉会式は販売せず

五輪チケットの新たな抽選方法について説明する、左から大会組織委員会の鈴木秀紀チケッティング部長、古宮正章副事務総長、高谷正哲スポークスパーソン(撮影・三須一紀)

2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は4日、五輪チケット販売の1次抽選で1枚も当選しなかった落選者の救済策として「セカンドチャンス」と呼ぶ、新たな抽選を実施すると発表した。組織委の想像を大幅に上回る落選者が出たことが実施の主な理由。申込期間は8月中で、応募概要は今月中に公表する。秋以降に実施予定だった先着販売は、公式サイトへのアクセス殺到が見込まれることから取りやめ、誰もが申し込める2次抽選に変更した。

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東京五輪・パラチケット一問一答

Q 開閉会式、人気競技のメダル決定戦は今後も販売されるか

A 「セカンドチャンス」ではないが、2次抽選、店頭販売にも売り出される。ただし、数は言えない

Q なぜ競技ごとの倍率を公表しないのか。倍率が分かった方が買う方も戦略が立てやすい

A 人気競技、不人気競技が判明してしまう。競技団体からすると、それが如実に分かるのは、あまり面白くない。競技の人気コンテストとなるのは望ましくない

Q 1次の販売枚数は公表しないのか

A 4日の現金購入締め切り後、頃合いを見て公表する

Q ボクシングチケットの販売はいつごろか

A 準備が整えば、秋以降の2次抽選から

Q 「セカンドチャンス」は敗者復活となぜ言わないのか

A 1次の落選者を敗者だとは思わない

Q 「セカンドチャンス」は聞こえがよい。1次の売れ残り販売ではないのか

A それは違う。このタイミングでなくても、売れ残りの販売は可能だった