錦織センターコートで完勝「パーフェクト」自画自賛

3回戦進出を果たした錦織(ロイター)

<テニス:ウィンブルドン選手権>◇4日◇ロンドン郊外オールイングランド・クラブ◇男子シングルス2回戦

世界7位の錦織圭(29=日清食品)がツアー本戦通算400勝に王手をかけた。ウィンブルドンで自身初の地元選手との対戦となった同55位のノリー(英国)に、6-4、6-4、6-0で勝ち、4年連続7度目の3回戦に進んだ。

観客が体調を崩し、試合が中断される一幕もあった暑さの中、試合が進むにつれペースが上がった。特に第3セットは完勝といえる内容だった。錦織が、ツアー本戦で初勝利を挙げたのは07年7月のインディアナポリス選手権。以来、約12年で、400勝に残り1勝と迫った。

次戦は世界71位スティーブ・ジョンソン(29=米国)と対戦する。

試合後のインタビューは次のとおり。

-地元の選手とセンターコートでの戦い

錦織 試合前は正直、考えてなかった。いい意味で考えてなかったけど、試合前の(会場からコートまでの)道のりで、他にないスペシャルな感覚になった。そこでやる気がどんどん高まるのを感じた。

-勝利に関して

錦織 特に最後のセットはパーフェクトなゲームができたと思う。サーブも良かったし、リターンもじょじょに冴えてはきていた。アグレッシブなプレーも交ぜて、いいプレーができた。

-鍵となったプレーは

錦織 彼(ノリー)の浅くなったボールをしっかり攻めていけたのと、場所によっては彼のボールが浅くなってたので、なるべくそこを狙ってプレーはしていけた

-次はジョンソン戦

錦織  彼は芝では強いかなと思います。サーブもいいサーブ持ってますし、スライスだったり芝でうまいプレーをしてくると思う。しばらく彼とはやってないですけど、しっかり準備して戦いたいと思います。