スケートボード世界女王の四十住(よそずみ)さくら(17=和歌山・伊都中央高)が5日、東京オリンピック(五輪)への熱い思いを口にした。17日から中国・南京で行われる五輪予選大会「国際オープン」に向けて神奈川・藤沢市内で練習を公開した四十住は「東京五輪の金メダルを、お母さんにかけてあげたい」と、母清美さんへの感謝を込めて五輪の目標を話した。
世界のトップスケーターとして活躍しているが、初の五輪予選対象大会となった先月のデュー・ツアーは5位。「狭いコースで合わなかった」と振り返る。南京は昨年11月に世界選手権を制した相性のいいコース。「広くてスピードも出ないから、テクニックを見せられる」と、高さや速さでなく持ち前の細かな技術で戦うことを宣言した。
デュー・ツアーでは12歳の岡本が優勝し、10歳の開が3位に入った。1カ国最大3人の代表争いは激しくなるが「目標にしてきた舞台。全力で金メダルをとりにいきたい」と言い切る。母の運転する車で県外のコースに通い、技を磨いてきた。「1日3時間かけて連れていってくれたし、夜遅くまで練習につきあってくれた」。支えてくれる母のために、四十住は東京五輪の金メダルだけを目指す。【荻島弘一】
◆四十住(よそずみ)さくら 2002年(平14)3月15日、和歌山・岩出市生まれ。小6でスケートボードを始め、17年日本選手権(ストリート)2位。昨年はパークで5月の日本選手権、8月のアジア大会、11月の世界選手権でいずれも「初代女王」に輝いた。世界最高峰のVANSプロツアーでは今季開幕戦で優勝、第2戦で2位と好調を維持している。家族は両親と兄。159センチ、52キロ。