ウィザーズ八村「楽しかった」豪快アリウープも披露

<バスケット:NBAサマーリーグ>6日◇米ネバダ州ラスベガス

衝撃のプロデビューだ。NBAドラフト1巡目全体9位でウィザーズに指名された八村塁(21)が、ペリカンズとの開幕戦に先発、約34分間出場し14得点。第3クオーター(Q)には豪快にダンクを決めるなどチームの勝利に貢献した。

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八村の見せ場は、50-45とリードして迎えた第3Q残り4分20秒に訪れた。敵陣の右コーナーから中央に切り込むと、右指を突き上げてパスを要求。空中でボールを受け取り、そのまま豪快にリングにたたき込むアリウープを披露。「ガードの選手がいいパスをくれた」と感謝した。

試合前の練習からコート脇に10台のテレビカメラが並び、注目度は抜群だった。約3カ月ぶりの試合ということもあり、前半2得点しか奪えなかったが、2ブロックとディフェンスで貢献。第4Qで1点差まで追い上げられ、最後は82-79から八村が反則をもらい、落ち着いてフリースロー2本を決めて逃げ切った。試合後は「こういうふうにコートに戻ることができて、すごくやっていて楽しかった」と手応えを口にした。次戦は8日ネッツ戦。「もっとアグレッシブにいきたい」と、1巡目にふさわしいプレーで躍動し続ける。