井村HC危機感「シンクロは力の種目になってきた」

アーティスティックスイミング ソロ・テクニカルルーティンを終えた乾(右)に笑顔で話しかける井村HC(撮影・鈴木みどり)

<水泳:世界選手権>◇第1日◇12日◇韓国・光州◇アーティスティックスイミング(AS)ソロテクニカルルーティン(TR)予選

乾、吉田組がウクライナに“先勝”を許した。予選で規定要素の得点は上回ったが、完遂度、印象度で後れを取った。

井村雅代ヘッドコーチは「シンクロ(AS)は力(が評価される傾向)の種目になってきた。『ちゃんと泳ぐ』というのは日本人の国民性だが、そこを吹っ切らないと」と険しい顔。ウクライナと得点上は微差だったが「この差は結構大きいですから。負けているから破れかぶれでいくだけ」と危機感を募らせた。