大橋悠依銅メダル「気持ちがこの5日間ヘロヘロで」

女子400メートル個人メドレーで3位に入り、声援に応える大橋(撮影・鈴木みどり)

<競泳:世界選手権>◇28日◇韓国・光州◇女子400メートル個人メドレー決勝

【光州=益田一弘】女子400メートル個人メドレーで大橋悠依(23=イトマン東進)が、2大会連続のメダルを獲得した。

予選を4分37秒23の全体2位で通過。決勝は4分32秒33で3位に入った。自己ベスト4分30秒82には及ばなかったが、前回大会の200メートル銀メダルに続く表彰台となった。「目指してた結果とは違うかもしれないけど、前半から積極的なレースができて銅メダルでうれしい」と笑顔を見せた。

まさかの失格から立ち直った。22日の200メートル個人メドレー決勝。平泳ぎにターンした際に、水中でドルフィンキックを2度打ったとして泳法違反で失格した。両手で顔を覆って号泣。出場の選択肢があった混合400メートルメドレーリレーも不出場。「気持ちがこの5日間、ヘロヘロで予選落ちもあるかなと思った。失格は実感がなくて…」という。しかし「やるしかない」と気持ちを奮い立たせて、最終日に女子で今大会初のメダルを獲得した。