渡辺雄太が苦悶の表情 右足首負傷で病院に直行

練習中に右足首を負傷し、倒れ込む渡辺雄(撮影・大野祥一)

2日に名古屋市内で公開された、バスケットボール男子日本代表合宿で、NBAグリズリーズ渡辺雄太(24)が右足首を負傷し、そのまま練習を切り上げ、病院に直行した。

渡辺雄は5対5の実戦形式の練習でボールを持ち込んでシュートを打った際に、相手選手と接触して転倒。声を上げてもん絶し、そのままコートの外で倒れ込んだ。しばらく動けない状況が続き、トレーナーに抱えられてベンチに座った渡辺雄は、苦悶(くもん)の表情を見せた。

その後、表情は和らぎ、話し掛けてくるチームメートと談笑する場面も見られたが、松葉づえをつきながら病院に向かった。日本協会の東野技術委員長は「ちょっとひねったのだと思う。腫れていないが、今後は病院の検査結果を聞いてから」と話した。ラマス監督は「バスケットにけがはつきもの。大事でないことを祈る」と心配そうな表情を見せた。先月20日には富樫が骨折し、W杯出場絶望となった。渡辺雄も長期離脱となれば、日本代表にとって大きな痛手となる。