小林陵侑が4連勝「荒れている中でもよく取れた」

1回目に129・5メートルを飛ぶ小林陵侑(撮影・西塚祐司)

<ノルディックスキー:札幌市長杯大倉山サマージャンプ>◇4日◇札幌・大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)

貫禄の4連勝だ。男子成年は昨季のワールドカップ(W杯)個人総合王者の小林陵侑(22=土屋ホーム)が合計241・4点で2年ぶり2度目の優勝を飾った。1回目は129・5メートルで首位に立つと、2回目は124・5メートルで逃げ切り「状態は悪くない。優勝はうれしい」と話した。

これで今夏は国内4連勝と負けなし。チャンピオンには周囲の期待も大きいが「勝って当然と思われては困る」。W杯とは違い、この4戦は風の影響やゲート設定が得点に反映されていない。公平な条件ではない状況で結果を出し「荒れている中でもよく取れたと思う。失敗しないでジャンプができている」と手応えを口にした。

この日は姉諭果(25=CHINTAI)も女子で初優勝。「狙ってはないですけど良かった」と小林陵。今後は道内で陸上トレーニングを積み、国際大会のグランプリ白馬大会(23、24日)に挑む。「夏は始まったばかり。白馬に向けて調整していきたい」と力を込めた。