坂本花織が新プログラム披露、3回転半は見送りへ

女子ショートプログラムで滑る坂本花織(撮影・佐々木隆史)

フィギュアスケート女子で18年全日本女王の坂本花織(19=シスメックス)が11日、大津市の滋賀県立アイスアリーナで行われた、げんさんサマーカップに出場した。

この日はショートプログラム(SP)が行われ、今季からの新曲「ノールーツ」のテンポのいい曲に合わせて、新プログラムを披露。冒頭の3回転の連続ジャンプは着氷でやや乱れたが、続くダブルアクセルはきれいに着氷。しかし3本目の得意とする3回転ループは跳んだ瞬間に乱れて転倒し、演技後は悔しがるように天を仰いだ。58・62点と出遅れた。

アイスショーなどで何度か演技していたプログラムだったが「久々の緊張感の中での試合で足が震えた。練習でもやっていたミスがそのまま出た。何とも言えない。ループのミスは予期せぬ失敗。練習以上のものはできないんだな」と肩を落とした。12日にはフリーが行われる。現在練習中のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)については「ちょっとやめようと思います」と見送る予定だ。