ホッケー代表に新素材ユニ、深夜の手洗いなくなる?

新ウエアを着たホッケー女子日本代表「さくらジャパン」FW河村元美(撮影・益田一弘)

ホッケー日本代表が22日、都内で新しいウエアのテストを行った。ミズノ社が開発した新しい汗処理素材「ミズノ ドライエアロフロー」を採用したウエアに身を包んだ。

新素材はメッシュの穴に汗などの水分で膜ができることを防ぐことで通気性を確保するもの。暑熱対策に通じる新ウエアに、女子代表「さくらジャパン」FW河村元美(23=コカ・コーラレッドスパークス)は「今まではアップですでに生地がべちゃべちゃになっていた。汗をかくとおなかにぺちゃっと張り付いたり、スコートが汗を含むときつくなっていた。身につけているウエアが暑さ対策になるのはいいですよね」とにっこり。今後もテストを繰り返し、さらに改良を加えていく形だ。

さらにひそかに期待していることもある。実は「さくらジャパン」の代表ユニホームを1人1着ずつしか支給されない。ハーフタイムに着替えることはできず、海外遠征ではホテルの部屋の洗面所で選手自身が手洗いする。河村は「夜の試合終わりで深夜に部屋に帰っても、寝る前に手洗いしないと次の日に着られない。手洗いには10分ぐらいはかかるんです」。新ウエアが複数枚、支給されれば、手洗い時間の節約になるかも?