永原和可那・松本麻佑組が勝利 日本勢4組8強進出

バドミントン世界選手権女子ダブルス3回戦 勝利後取材に応じる永原和可那(右)、松本麻佑組(撮影・松熊洋介)

<バドミントン:世界選手権>◇第4日◇22日◇女子ダブルス3回戦ほか

【バーゼル(スイス)=松熊洋介】女子ダブルス世界ランキング1位の永原和可那(23)松本麻佑(24=北都銀行)がデンマークのペアに21-19、21-19のストレートで勝利し、準々決勝に進出した。これにより、日本勢4組すべて8強に進出。23日の準々決勝では永原、松本組と同じ北都銀行所属の米元小春(28)、田中志穂組の日本人対決が行われる。

3組すべてが順調に勝利し、この日大トリで世界1位のナガマツペアが登場。プレッシャーがかかる状況で登場した。

第1ゲームを何とか奪い、迎えた第2ゲーム終盤。リードしながらも19-19と追い付かれた。完全アウェーの中で流れが相手に行きかけたその時「頑張れ!」という声が会場内に響いた。スタンドで試合を観戦していた朴監督だった。その後も「自信持って!」、「もう1本」と次々に大きな声で2人を鼓舞した。その声が届いたのか、そこから2連続得点で試合を決め、最後は松本も大きな声をあげて応えた。

苦しい試合展開での勝利に「疲れた~」と言いながら取材に応じた松本は「中盤にミスが多かった」と反省。永原も「自分たちのいい形で点が取れてリードしていたのに、途中から自分たちの球が甘くて流れを渡してしまった。1つのきっかけで相手に流れがいってしまうので次は気を付けたい」と振り返った。

23日の準々決勝の相手は、北都銀行の先輩である米元、田中組。松本は「ここまで来たら全力でぶつかるだけ。先輩たちに勝てるように強気で向かっていく」と意気込んだ。