福島、広田組3年連続決勝 タカマツの無念晴らした

広田(左)と福島(18年撮影)

<バドミントン:世界選手権>◇第6日◇24日◇スイス・バーゼル◇女子ダブルス準決勝ほか

【バーゼル(スイス)=松熊洋介】女子ダブルス世界ランキング3位の福島由紀(26)広田彩花(25=アメリカンベイプ岐阜)組が、同7位の李茵暉、杜■組(中国)に21-11、21-17で勝利して、3年連続の決勝進出を決めた。

相手の中国ペアは前日の準々決勝で2時間6分の死闘の末、高橋、松友組を破っていた。東京五輪出場枠を争うライバルではあるが、同じ日本代表「バードジャパン」の仲間である2人の無念を晴らした。

疲労が残る相手に、得意の長いラリー戦を持ち掛け、序盤から試合を優位に進めた。2人が目まぐるしく入れ替わるいつものスタイルで相手を疲れさせ、球が浮いたところで強烈なスマッシュを打ち込みねじ伏せた。

過去2年は決勝で敗れ銀メダルに終わった。特に昨年は永原・松本組に第3ゲームにもつれる接戦の末敗れた。普段から心がける「1戦1戦」の精神で戦い続け、再び決勝までたどり着いた。悲願の初優勝まで積み上げる勝利はあと1つだ。

■は王ヘンに月