静岡県公募の聖火ランナー60人に応募4185人

「東京2020オリンピック聖火リレーイベント」で展示された聖火ランナーユニホーム(2019年6月1日撮影)

第5回東京2020オリパラ聖火リレー静岡県実行委員会が2日、県庁で行われ、静岡県が公募した五輪聖火ランナー約60人について、応募数が4185人(速報値)だったことが報告された。

約70倍の狭き門。今後、自己PRなどの書類で選考する。県のビジョン「誰もが努力をすれば、人生の夢を実現でき、幸せを実感できる」などを体現するランナーを選ぶという。県内の全35市町から1人以上を選ぶ方針。10月末まで選考を続け、当選者には12月に連絡する予定だ。

実行委員会は聖火ランナーの推薦枠を6人持ち、そのうちの5人は、県にゆかりのある著名人に依頼する。アスリートや文化人、タレントなど10人以上の推薦リストを作成済み。提出先の組織委員会で選考されるという。推薦枠のもう「1人」は、10人を上限とするグループランナー。

パラリンピックを開催する静岡県など1都3県は、来年8月開催の「聖火フェスティバル」の中で、聖火リレーを行う。静岡県では同18日の夕方に聖火リレーを開催。参加人数などの詳細は未定だが、「新しい日本の祭りとして楽しんでもらう」意向だという。

この実行委員会は昨年7月から開催されているが、今回は初めて、パラリンピック聖火リレーの実施案も検討。県の健康福祉部長が会合に初参加した。