高梨沙羅「曲で励ましてもらった」miwa結婚祝福

ノルウェーでの国際大会へ向けて出発する高梨

ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(22=クラレ)がファンであるシンガー・ソングライターmiwaの結婚を祝福した。

2日、コンチネンタル杯に出場するため開催地のノルウェーに出発。羽田空港で「おめでたいことで。小さい頃から曲で励ましてもらっていたので、旦那さんになる萩野さんも励まされていい結果を残してくれると信じています」と喜んだ。夫となる競泳の萩野公介は今春に不振から約3カ月の休養をとり、東京五輪へ復活途上。昨年にはラジオで対談した大好きな歌手の曲の体験談から復活を願った。

自身も再出発の途上にいる。スタートの抜本的改革などに取り組んだ昨季はW杯1勝にとどまり、個人総合でも過去最低の4位に終わった。18年平昌(ピョンチャン)五輪で銅メダルを獲得後、「ゼロからのスタート」として飛び始めてから2季目を迎えている。萩野の姿も念頭に置きながら、こう続けた。

「選手には絶対に山あり谷ありがある。そこの谷に落ちたときにどう自分を引き上げるか。私の経験してきたことでしか話せないですが、そこをいかに乗り切り、つなげていけるか、どれだけ向き合えるかで、変わっていけた時にまた一皮むけた自分が待っていると思う。私はまだ底の方にいるんですけど、自分の成長した姿を信じられないといけない。信じて、私はがんばっていきたい」。

直前の国内大会では2連勝し、「すごくいいイメージをもって試合に臨めたので、その波にのってコンチ(ネンタル)初戦にはなりますが、冬に向けていいベースを作るトレーニング合宿ができるといいなと思います」と手応えをつかみながらの遠征となる。自らも復活へ向けて、礎作りに励む。