サーフィン大原洋人、ボード変え2回戦トップ通過

サーフィンのワールドゲームズ2回戦を1位で通過した大原洋人

<サーフィン:ワールドゲームズ>◇第6日◇12日◇宮崎・木崎浜海岸◇男子個人戦

日本サーフィンの小さな巨人、大原洋人(22)が2回戦をトップ通過した。小さな波に対応して前日とボードを変えた大原は、スピードを生かした技で高得点をマーク。12・00で3回戦に進出し、目標の優勝と五輪出場権獲得に前進した。五十嵐カノアと村上舜もともに1位で2回戦を突破した。

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「板を代えてスピードが出たのでよかった」。1位で上がった大原は、満足そうに話した。この日の波が小さくなることを想定し、前日ホテルの前で板を試した。PU(ポリウレタン)から、より軽く固いEPS(発泡スチロール)へ。162センチの体がスピードに乗って大きくみえた。

選手たちは何本もの板を持って大会に臨む。今大会では大原が6本、五十嵐は8本、村上も5本用意。波の状況など様々な要素を考慮して板を選ぶ。「軽い板は乗りこなすのが難しいけれど、前に進むので。今日は50%くらい。これから徐々に上げる」と、大原は自信たっぷりに話していた。