錦織「強くなって戻る」右肘痛で楽天OPなど欠場

錦織圭(2019年5月撮影)

男子テニスで、世界8位の錦織圭(29=日清食品)が21日、右ひじの治療のため、30日開幕の楽天ジャパンオープン(東京・有明)を欠場すると発表した。また、続く10月6日開幕の上海マスターズ(中国・上海)、10月14日のユニクロのフェデラーとの慈善試合(東京・有明)も欠場する。

錦織は、自身の公式アプリで「全仏から悩まされてきた右ひじの痛みは、確実に良くなってきている。ただ、医者らと話し、まだ3~4週間はテニスをしない方がいいと決めた」と欠場の理由を述べた。

錦織は、全仏準々決勝でナダル(スペイン)と対戦。敗退後、右ひじの痛みを訴えており、9月8日に閉幕した全米前には「まだ違和感がある。完璧には治っていない」と話していた。この日のコメントの中では「腫れがあり水がたまっている」と症状を初めて明かし、「100%ではない」としている。

錦織は09年に右ひじの内視鏡手術を受け、約1年間、ツアーから遠ざかった経験を持つ。その時の思いが、今回の苦渋の決断につながったに違いない。そして「最も好きな大会に出られないのは非常に残念。ただ、必ず強くなって戻ってくる」としている。

ただ、その後の出場が予定されている10月21日開幕のエルステバンクオープン(オーストリア・ウィーン)、同28日から始まるパリ室内(フランス・パリ)からの欠場は、まだ明らかにしていない。