低調レスリング強化委がメンタルトレーナー活用促す

レスリング女子の西口強化本部長(2018年4月22日撮影)

レスリングの世界選手権(カザフスタン)が22日に最終日を迎え、西口茂樹強化委員長(54)が「厳しい結果だが、克服できないことはない」と総括した。

金3個、メダルは9個。金1つは五輪非実施階級の男子グレコ63キロ級の太田で、実質は2個。「金5つほしかった」と振り返った。目立ったのは精神面が原因で負けた試合。焦って注意点を忘れるなど、要所で負けにつながった。かねてメンタルトレーナーの準備はあるが、利用者が少ない。「メンタルは晴れの日に傘を準備しないと意味がない。雨の日にやっても遅い」と解説。過信を指摘し、利用を促す方針を示した。(ヌルスルタン=阿部健吾)