体操女子が東京五輪団体出場枠獲得、寺本「一安心」

出場枠獲得を喜ぶ女子日本代表。後列左から松村、梶田、前列左から杉原、寺本、畠田

【シュツットガルト(5日)=阿部健吾】体操の世界選手権が第2日を迎え、女子予選で日本代表は4種目合計161・228点で最終1班を残し、昨年の上位3カ国を除く9位以上が確定し、東京五輪出場枠を獲得した。

主将の寺本明日香(23=ミキハウス)は跳馬で高難度の1本を決めきり、14・633点の高得点を稼ぐなど貢献。緊張感が高まった最終種目の平均台では、急きょ演技した初代表の松村朱里(19)が大過失なく踏ん張るなど、5人全員が落下などなく演技をまとめきった。

寺本は「一安心しました」と決定後に第一声。8位までの決勝進出は逃したが、「権利が取れたので、それでいいとしたい。取れなかったら引退しようと思っていたくらい」と覚悟を明かした。リオ五輪では4位を躍進した。10カ月後に迫る夢舞台へ、「せっかくのチャンス。挽回しなければいけない」と誓った。