アメフト日大、開幕3連勝も「力出し切ったか反省」

スタンドの観客に応援のお礼をする日大の選手たち(撮影・河合香)

<アメリカンフットボール関東学生1部BIG8リーグ:日大48-10駒大>◇6日◇東京・日大下高井戸グラウンド

日大がホームグラウンドで開幕3連勝を飾った。昨季6位で今季は2連敗していた駒大を48-10で一蹴した。攻撃はRB川上(3年)の先制TDランを皮切りに、6TD、2FGを挙げた。守備はランを止められない場面もあり、1TD、1FGを許した。

攻撃は全シリーズTD、守備は完封が目標だった。OL贄田主将は試合後のハドルで「こんな試合で満足していられない。力を出し切ったか反省し、次の相手への2週間をどう過ごしていくか」と、チームを引き締めようと叱咤(しった)していた。

3節を終えて全勝は横国大との2校だけとなっている。17年大学王者日大の実力は抜けているが、橋詰監督は「可もなく不可もなく。もう一つ。いかに緊張感を持って試合に臨んでいけるか。難しい。気持ちを持ち続けられるかが、今年最後までの目標になる」と話した。12月のTOP8昇格をかけた入れ替え戦チャレンジマッチを含め、今季残りは5試合となる。

この日は練習している自前グラウンドでの開催となった。今年はラグビーワールドカップ(W杯)の影響で、公共会場での試合数が減ったため。公式戦の開催は12年以来のこととあってか、久しぶりに駆けつけたOBも多かったようだ。試合後には橋詰監督に「よろしくお願いします」と握手を交わしてあいさつする長老OBらもいて、選手らを励ましていた。