谷川航は温存「基本重視」発揮へ/世界体操見どころ

谷川航(19年撮影)

体操の世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)は7日に第4日を迎え、男子の予選に日本代表が登場する。昨年は中国、ロシアに後れを取る3位に終わり、演技の丁寧さ、正確性の部分でのEスコア(出来栄え点)で差をつけられた。この1年間は基本を重視して強化に励んできた成果がどう発揮されるか。東京五輪での動向を占う戦いが幕を開ける。

5人の代表の配置は予定変更を強いられた。6日にエントリーを終えた水鳥寿思監督は「今回、谷川航選手は種目を予選では3種目に絞り、個人総合としては谷川翔、萱の2名でいきたい」と説明した。抜群の安定感でならし、個人総合での上位躍進も期待された谷川航(23=セントラルスポーツ)が3日の会場練習の跳馬で左足首を負傷。関節捻挫と診断され、経過を見守ってきたが、最終的には決勝での起用方法も考慮し、温存を決めた。あん馬、つり輪、平行棒を予選で演技し、決勝ではそこに床運動と跳馬を加える計算だ。

日本の総合力としては谷川航の跳馬の大技リ・セグァン2は貴重な得点源となる。患部の状況次第では跳馬の難度を落とす可能性もあり、打撃になることはいなめない。同監督は「バタバタがあり、想定と違う中でも助け合い、互いを助ける演技をしていこう」と選手には伝え、一丸で乗り切る構えだ。「(技の難度を示す)Dスコアのレベル的には中国、ロシアとそんなに遜色ない。ミスなくやるのが大事」と見据える決勝へ向けて、各自の一層の奮起が必要となりそうだ。

 

各選手の予選での予定演技は以下。

谷川翔 6種目

萱和磨 6種目

神本雄也 床運動、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒

谷川航 あん馬、つり輪、平行棒

橋本大輝 床運動、あん馬、跳馬