萱和磨メダルならずも存在感「感覚的には良かった」

【シュツットガルト=阿部健吾】種目別決勝前半が行われ、男子あん馬で萱和磨(22=セントラルスポーツ)は14・866点で5位、橋本大輝(18=市船橋)は落下して13・333点で最下位9位だった。女子跳馬はシモーン・バイルス(米国)が2連覇、団体総合、個人総合と合わせて3冠を達成した。

    ◇   ◇   ◇

日本男子の柱として存在感を示す萱が、種目別あん馬でも勢いに乗った演技を披露した。決勝用に入れたのはF難度の大技「ブスナリ」。肘がやや曲がりながらもこらえて成功させると、派手なガッツポーズが飛び出した。15年大会で3位に入った得意種目。4人が15点台に乗せるハイレベルな争いで表彰台には届かなかったが「感覚的には良かった」と納得の出来だった。