橋本大輝9位、初体験の種目別決勝「欲出た」猛省

<体操:世界選手権>◇12日◇ドイツ・シュツットガルト◇種目別決勝

【シュツットガルト=阿部健吾】種目別決勝前半が行われ、男子あん馬で萱和磨(22=セントラルスポーツ)は14・866点で5位、橋本大輝(18=市船橋)は落下して13・333点で最下位9位だった。女子跳馬はシモーン・バイルス(米国)が2連覇、団体総合、個人総合と合わせて3冠を達成した。

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初代表の橋本は、演技直前のアップがない世界選手権の種目別決勝は初体験。「準備ができていなかった。体が固まっていて、思うように動いていなかった」とあん馬の端から端まで移動する技で落下した。「メダルを意識してしまって、取りたいという欲が出てしまった」と猛省。ただ、物おじせずに世界のトップを狙いにいけた貪欲さと強気は、むしろ日本の収穫と感じさせた。