ボッタスが今季3勝目、メルセデスは6連覇決める

<F1:日本GP>◇決勝◇13日◇鈴鹿サーキット

メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが優勝した。第4戦アゼルバイジャンGP以来となる今季3勝目。

スタートでポールポジションのセバスチャン・フェテル(フェラーリ)が出遅れ、好発進のボッタスが首位に浮上。台風の影響で路面コンディションが悪くタイヤの性能低下が予想よりも大きくなり、1回ストップ予定が2回になったが、盤石のレース運びで他車に付け入る隙を与えず、後続に11秒の差をつけて独走勝利を飾った。

「3番グリッドからのスタートというのは簡単ではないけど、本当にすごく良い発進加速を切ることができたんだ。そこからはペースがすごく良かったからリードを保ってレースをコントロールすることができた。とてもハッピーだよ」

フェテルはレース終盤にルイス・ハミルトンの猛追をなんとか抑えきって2位でフィニッシュ。しかしメルセデスAMGはこの1-3フィニッシュで2019年のコンストラクターズタイトル獲得を決め、2014年から6年連続となる偉業を達成した。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンがスタート直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)に接触されてマシンにダメージを負い、14周走ったところでマシンをガレージに戻してリタイア。残ったアレクサンダー・アルボンも他車との接触で手負いの状態だったが、4位でフィニッシュ。トロロッソ・ホンダもピエール・ガスリーが中団グループの激戦を制して8位で入賞を果たした。(米家峰起通信員)