B1新潟パーキンズ奮闘もホーム開幕戦飾れず3連敗

新潟対川崎 ゴール下でシュートを決める新潟のPFニック・パーキンズ

<Bリーグ:川崎71-62新潟>◇第2節第1日◇13日◇アオーレ長岡

B1新潟アルビレックスBBのホーム開幕戦は川崎ブレイブサンダースに62-71で敗れた。これで開幕から3連敗。

敗戦の中、新外国人選手のPFニック・パーキンズ(22)が3試合連続20得点以上になる27得点と奮闘した。新潟は14日も同会場で川崎と対戦する。

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アオーレ長岡の大歓声を背にパーキンズがリングに向かう。第1クオーター(Q)、開始早々の4連続得点を含む8得点。第2Qにはリンク下で3人に囲まれながらも強引にねじ込む。後半第3Qに一気に11得点。この試合の2点シュートの成功率は80%を誇った。

試合は追い上げては、はね返される展開。相手の精度の高いシュートの前に屈したが、パーキンズは迷わずに攻めた。2連敗した前節A東京戦では2試合とも29得点。この試合でも27得点。得点力の高さを見せつけた。A東京戦後の練習ではシュート成功率を高めるため、周囲との連係を意識。今季、新潟が掲げる速い展開は得意な形。第1Q終盤からコートに入ったPG森井健太(24)からのパスを得点につなげるなど、成果の一端は見せた。

ただチームの今季初勝利につながらない。3点シュートの成功率は川崎の36・7%に対し、新潟は18・2%。前半でつけられた10点差が重かった。それでも第4Qに一時リードを奪う猛追を見せた。「自分たちのやるべきことを40分間やり続ける」。A東京戦後、庄司和広監督(45)は言い続けてきた。昨季、中地区優勝の新潟。昨季は1度もなかった3連敗を開幕から喫したが、巻き返しの中心にはパーキンズがいる。【斎藤慎一郎】