宇野昌磨、新メインコーチは「年明けまでお待ちを」

男子SPで演技する宇野昌磨(ロイター)

<フィギュアスケート:GP第3戦フランス杯>◇1日◇フランス・グルノーブル ◇男子SP(ショートプログラム)

5季連続のGPファイナル進出を目指す宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が、今季GP初戦で79・05点を記録し、4位と出遅れた。今春に山田満知子、樋口美穂子両コーチから巣立ち、今季はメインコーチ不在。新たなコーチの決定について、年明けをメドにすると明かした。主な一問一答は以下の通り。

-演技を振り返って

宇野 一言で片付けるならば、良くなかった。なぜそうなったかというと、気持ちがどうしてもマイナスの方を向いていた。それが悪い方向に演技に出た。

-コーチ不在の影響は

宇野 分からないですね。あまりにもこういう心境っていうのが続くのであれば、コーチの不在が難しいのかなと考えますけれど、今回、次の試合で、もしかしたら違う心境になるかもしれない。今後の試合次第だと思います。

-将来的に再びメインコーチを

宇野 (口にできるのは)年明けになるんですかね。年明けまでお待ちいただけたらと思います。

-(SPの)曲に助けられた点は

宇野 お客さんに今日は助けられました。公式練習でも全然跳べない中で、大きな拍手をいただいて。あれだけ失敗したのに、あれだけの拍手をいただいた。僕が結構いろいろな試合に出た中でも(今日はより)一緒に、少しでも、というのが伝わってきたんですけれど…。「すごくありがたい」と思いながら、もっとその気持ちに応えたかったと思います。(松本愛香通信員)