岸田留佳が五輪最終選考会へ 先輩山田から勝利狙う

東京五輪の最終選考会への進出を決めた岸田(撮影・上田悠太)

<テコンドー:東京五輪日本代表2次選考会>◇11日◇東京・駒場体育館◇女子49キロ級

女子49キロ級は岸田留佳(20=大東文化大)が上位2人に入り、来年2月上旬予定の最終選考会への切符を獲得した。

岸田は「最終選考会に行ける。うれしい」と喜んだ。自分の武器は、技術力よりも「気持ち」という。練習前、そして試合の前にも「強気」と自分に何度も言い聞かせる。この日も闘争心を出し、接戦を勝ち抜いた。

東京オリンピック(五輪)の代表を勝ち取るには、日本選手権3連覇中で、6月のローマGPで銅メダルを獲得した山田美諭(25=城北信用金庫)を倒す必要がある。同じ大東文化大で、ともに練習する先輩だ。大学2年生は「結果が大事。強気で行くしかない。勝ちに行きます」と力を込めた。

女子49キロ級、女子57キロ級、男子58キロ級、男子68キロ級が五輪の派遣階級で、最終選考会の優勝者が、東京五輪の出場権を得る。