世界ジュニア柔道銀の藤枝順心・袴田が市長表敬訪問

柔道の世界ジュニア選手権(10月、モロッコ)女子57キロ級で銀メダルを獲得した藤枝順心高の袴田佳名瑚(かなこ、3年)がこのほど、北村正平藤枝市長(73)を表敬訪問した。同校では、2008年大会52キロ級で、当時3年で優勝した柔道部の加賀谷千保監督(29)以来の快挙となった。

武器は大外刈り。準決勝までの5試合中、3試合は得意技で一本勝ちした。決勝は、相手の技で左ひざを痛めて焦り、大外刈りを仕掛けられ一本負け。最後に悔しさを味わったが、海外選手と戦って準優勝したことは自信につながった。

加賀谷監督の「彼女は練習で手を抜かず、自分を追い込んで努力した」との評価にも、「課題がまだたくさんあり、1つ1つ克服したい」。北村市長がさらなる飛躍に期待すると、五輪のことに触れ「(24年の)パリや、その4年後も目指したい」と目を輝かせた。【倉橋徹也】