横井ゆは菜62・67点 序盤ミスも踏ん張る演技

NHK杯 女子SPで演技する横井(撮影・加藤諒)

<フィギュアスケート:GP第6戦NHK杯>◇22日◇北海道・真駒内セキスイハイムアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)

今季GPデビューを果たした横井ゆは菜(19=中京大)が踏ん張りを見せる演技で62・67点をマークした。

冒頭の3回転フリップの着氷でバランスを崩して左手を付き、連続技にできないミス。ただ、「これで後半にやることは決定したので」と動揺はせず、終盤の3回転ルッツに3回転トーループをつけて傷口を最小限に抑えた。「今後後半に3-3をいれていかないといけないという意味でも良かった」と体力的にきつい状況での1本を自己評価した。

「ロシア杯から1つ成長できた」。先週のロシア杯でも冒頭のジャンプで転倒。その後の3回転ルッツには2回転トーループをつけるのが精いっぱいだった。1回転分の進歩に「練習してきたことを出せた」とうなずいた。