ベイカー茉秋が一本負け「頭真っ白…」復活戦回れず

男子90キロ級 3回戦で敗れるベイカー(右)(撮影・前田充)

<柔道:グランドスラム(GS)東京五輪代表選考会兼大阪大会>◇最終日◇24日◇丸善インテックアリーナ大阪◇男子90キロ級など男女全5階級

16年リオデジャネイロ五輪男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(25=日本中央競馬会)が3回戦で、ジョージア選手に延長の末、一本負けを喫した。敗者復活戦にも回れず「悔しいのひと言。完敗だった。まだ、頭が真っ白…。(東京五輪については)厳しいかと思う」と肩を落とした。

女子78キロ超級では、今大会に優勝すると東京五輪代表に決まる可能性がある19年世界女王の素根輝(環太平洋大)が準決勝に進出。ライバルの18年世界女王の朝比奈沙羅(パーク24)は準々決勝で敗れ、敗者復活戦に回った。

男子100キロ級では、ウルフ・アロン(了徳寺大職)、羽賀龍之介(旭化成)、男子100キロ超級では熊代佑輔(ALSOK)、女子78キロ級では浜田尚里(自衛隊)らが準決勝に駒を進めた。