トランポリン堺が初の五輪切符「両親の支えに感謝」

男子個人決勝の演技を終え、客席に指を突き上げる堺(撮影・河野匠)

<トランポリン:世界選手権>◇1日◇東京・有明体操競技場◇男子個人決勝

女子のエース森ひかる(20=金沢学院大ク)が個人決勝で55・860点をマークし、オリンピック(五輪)種目で男女を通じて日本勢初の世界一に輝き、東京オリンピック(五輪)代表を射とめた。男子は堺亮介(22)が日本勢最上位の5位となり、初の五輪切符を手にした。

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男子は22歳の堺が5位で東京行きを決めた。海野の次の演技にも、重圧につぶされない。「持っている力は全て出せた」と堂々と10回の跳躍をまとめた。「目立ちたがり屋」は、当日券も売り切れた満員の会場に燃えた。開場と同時に入場する大勢の観客の姿を見て気持ちを高めたという。母の影響で記憶のない2歳から競技を始めた。「両親の支えに感謝しています。まだまだ恩返ししたい」と誓った。