<全国大学ラグビー選手権:早大57-14日大>◇準々決勝◇21日◇大阪・花園ラグビー場
早大がバックス(BK)の走力を生かし、2大会連続で準決勝に進んだ。華麗なサインプレーと、的確な判断力で日大の守備を攻略した。伝統のBKで見せ場を作る一方で、スクラムを故意に崩すコラプシングを5度取られるなど、FW戦には課題を残した。前半34分には、スクラムでの反則からゴール前でのラインアウトとなり、日大約10メートルモールを押されてトライを奪われている。
就任2年目の相良南海夫監督(50)は「この先もそこ(FW戦)がポイントになる。スクラムは分析をしていて、どこに原因があるか分かっている。その数(コラプシング)をどこまで減らせるかで、目標達成できるかがかかってくる。我々は昨年(4強)を超えることが目標。まだまだ甘い面が見えた」と指摘した。
南半球最高峰リーグのスーパーラグビー、サンウルブズ入りするSH斉藤直人主将(4年)が掲げるテーマは「Reborn(生まれ変わる)」。対抗戦で明治に敗れた反省を踏まえ、前半12分には自陣から約90メートルをつないでトライを奪った。同主将は「早明戦ではあのエリア(自陣)で脱出することばかりになってしまい、自分たち本来の攻撃ができなかったですし、するつもりもなかった。あのトライは練習の成果です」。
早大は伝統のBKに収穫をつかみ、FWには課題を残した。08年度以来の大学日本一へ。“生まれ変わる”余地はまだ、残されている。