「関西最後の砦」天理大4強 フィフィタ3トライ

ハンドオフで相手守備を突破し逆転トライを決める天理CTBシオサイア・フィフィタ(撮影・上田博志)

<全国大学ラグビー選手権:天理大58-28流通経大>◇準々決勝◇21日◇大阪・花園ラグビー場

昨季準優勝の天理大(関西1位)が、2大会連続で4強入りした。後半途中までリードを許しながら、終盤の5連続トライで突き放し流通経大(関東リーグ戦3位)に勝った。

サンウルブズ入りするCTBシオサイア・フィフィタ(21)が3トライ。チームは今季全8試合で50点超えと破壊力抜群だ。1月2日の準決勝(東京・秩父宮)は天理大-早大(対抗戦2位)、明大(対抗戦1位)-東海大(関東リーグ戦1位)の顔合わせになった。

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関西勢最後の砦(とりで)を守った。前半5分にフィフィタが先制トライを奪うなど優位に試合を進めながら、3度も勝ち越しを許した。後半10分まで4点を追う展開。均衡を破ったのはやはりフィフィタだ。同11分、ラックサイドを強引に飛び込み逆転。終盤の5連続トライの口火を切った。23年W杯で日本代表入りを狙うトンガ人留学生は、流ちょうな日本語でヒーローインタビューを受けた。

「流れを変えたかった。昨日(20日)が僕の誕生日だから、試合前に絶対にハットトリック(3トライ)してやろうと言っていた」

有言実行の3トライは、屈辱を糧に生まれた。昨季、明大との決勝戦。1トライ差を追う最後の攻撃で、自らのノックオンで敗れた。

今季こそ関西勢として84年度同大以来の優勝を-。フランカー岡山主将は「期待を裏切る試合をしてしまった」と反省しつつ「絶対に日本一になる」。早大との準決勝に向け小松監督は「胸を借りるつもりで臨みたい」。あと2戦、勝利だけを目指す。【益子浩一】