尾道の方針は「二刀流」 週12時間練習で兼部容認

尾道対仙台育英 後半、尾道WTB粟井がトライを決める(撮影・前岡正明)

<全国高校ラグビー大会:尾道57-7仙台育英>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場

尾道は13大会連続出場の“常連”が鮮やかに初戦突破。高校日本代表候補のフッカー藤原能(あたる)が4トライと爆発。「どんどん攻撃的にいこうと」と話した。

チームには「二刀流」の方針がある。練習時間は週12時間ほどで、以前よりも約5時間減らし、他の部活動も容認。田中監督は「いろんなことにチャレンジする人間になれば、花園でも悔いなくプレーしてくれる」。相撲、バスケットボール部、難関大学志望の受験生もいるユニークな集団。30日はAシードの京都成章と戦う。