宮里藍さん初インタビューは錦織圭、「共感あった」

錦織圭(右)を相手に初めてのインタビューを行った宮里藍さん(C)フジテレビ

女子プロゴルフ元世界ランキング1位の宮里藍さん(34)が、5日放送のフジテレビ系「S-PARK」(午後11時30分)でテニスの錦織圭(30)を相手に初のインタビューに挑戦した。

宮里さんは東京オリンピック(五輪)で同局系のアスリート・メインキャスターを務める。初対面の2人だが、和やかな雰囲気でインタビューはスタート。最近のスポーツを「パワーゲームになっていると感じる」という宮里さんは「私もアメリカで飛距離の差や力がないところを他でカバーしなければならなかったのですが、錦織選手は体格の差をどのように埋めていますか?」と質問。錦織は「そこは一生の課題です。いろいろなテクニックを駆使しないとそんなにパワーがない自分では勝てなくなってきている。スピードの面では自分はトップだと思っているのでそこをいかしてやっていきたい」と答えた。

さらに宮里さんは「試合途中の気持ちの切り替えなど、メンタル的な課題はありますか? 私の勝手な錦織選手の印象ですが、コートに入ると、こうしてお話しさせていただいている感じと全然違う雰囲気に見受けられます。すごく顔つきも違いますし…」と質問。錦織は17年にケガから復帰した直後を振り返って「すごくネガティブな感情が多くて“どうしてできないんだろう”と過去の自分と比べてしまった」と告白。「その感情をコントロールするようにしてきた。なるべくネガティブなところは出したくないと頑張っているんですけど、なかなか試合になると難しいですね」と話した。

東京五輪について、錦織は「すごく楽しみです。日本でオリンピックができることは本当にラッキーなことです。あまりワクワクし過ぎないように、気持ちは抑えながらやりたいなと思います。でもやはり今までのオリンピックとは比べものにならないくらいワクワク感があります」と話した。

キャスターとしてインタビュー初体験を終えた宮里は「難しい。でもすごく共通する、共感できる部分もいっぱいありました。競技は違っても、世界に出ると感じることは似てくるのかなと思いました。そのあたりは今後私の武器にしていきたいです」と振り返った。錦織については「すごくすてきな方だと思いました。穏やかな部分と、しんが強い部分とすばらしいバランスだなとお話をうかがっていて思いました。私のつたない質問にも、すごくたくさんしゃべってくださって、とっても助かりました」と笑顔を見せた。