札幌山の手が4大会ぶり1勝、2年生エースが活躍

札幌山の手対済美 初戦を突破し喜ぶ札幌山の手の選手たち(撮影・永野高輔)

<全日本バレーボール高校選手権(春高バレー):札幌山の手2-0済美>◇女子1回戦◇5日◇東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ

女子で札幌山の手が済美(岐阜)を2-0で下し、ベスト8入りした16年以来、4大会ぶりの初戦突破を果たした。旭川実は八王子実践(東京)に1-2で競り負けた。男子は北海道科学大高が多度津(香川)に0-2、恵庭南は慶応(神奈川)に1-2でそれぞれ敗れた。

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札幌山の手が4大会ぶりの1勝を挙げた。若いチームが躍動した。スターター6人のうち4人が2年生。エースの広瀬美音(2年)は「昨年は1回戦で負けてしまったので、何とか1勝できてうれしい。1度この舞台を経験していたので、今回は余裕を持って試合に臨めた」と振り返った。

年末12月23~29日まで1週間の関西遠征、年明け2日から再び本州に入り、大会出場チームとの練習試合を組む昨年のルーティンを踏襲。大会までの流れを知る広瀬ら中心に勝ちきり、渡辺徹監督(55)は「体調も崩さず、ここまで来られたのが良かった」と話した。

勝ち上がれば、総体3回戦でストレート負けを喫した金蘭会(大阪)と準々決勝で対戦する。その前の6日東京都市大塩尻(長野)戦に向け、広瀬は「まずは次に集中して、勝って金蘭会にリベンジしたい」と気を引き締めた。