萩野が新年初レース「前を向いてスタート切れた」

男子400メートル個人メドレーを終えて笑顔の萩野公介(撮影・柴田隆二)

<競泳:東京都新春>◇第1日◇11日◇短水路(25メートルプール)◇東京辰巳国際水泳場◇男子400メートル個人メドレー

16年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(25=ブリヂストン)が、短水路で行われた新年初レースに出場した。

五輪イヤーのスタートとして、得意の400メートル個人メドレーを選択。タイムレース決勝で3組に登場して最初のバタフライから先頭。200メートルを1分56秒60で折り返して、4分6秒13の1着でフィニッシュした。

萩野は「新年1発目でどんな感じかなと思ったが、きつすぎた。トータルでは遅くなった。平井先生(コーチ)から『4分を切れれば上出来』と言われていたが。ただ400メートル個人メドレーは純粋に泳ぎたい種目だった。100%いいスタートとはいかなかったが、前を向いてスタートを切れたと思う」と話した。

年末年始にハードメニューによる強化練習を行い、練習の一環として出たレースだった。「泳ぎは悪くないと思う。最後はしんどかったけど。いい練習をやってきたので、いきてくるのはこれからだと思います」と話した。

同種目の世界記録は昨年12月に瀬戸大也が記録した3分54秒81となっている。