青木玲緒樹「必死すぎて…」指先の差で連日快挙逃す

レースを前にした青木玲(左)と五十嵐(撮影・益田一弘)

<競泳:東京都新春大会>◇最終日◇12日◇短水路(25メートルプール)◇東京辰巳国際水泳場◇女子50メートル平泳ぎほか

青木玲緒樹(24=ミズノ)が、またしても日本新を逃した。50メートル平泳ぎに登場して29秒99の1着。しかし自身がもつ日本記録に0秒02届かなかった。25メートルのターンで距離が詰まってひじが曲がった。

もったいないロスで新記録を逃して「必死すぎて、ひじが曲がっていたか、気づかなくて。(タイムを見て)『え、またあとちょっとか』と思った。平井先生(コーチ)からも『またじゃないか』『出せるところで出さないと』と言われました」としょんぼり。

実は11日の100メートル平泳ぎでも日本記録まで0秒10差の1分4秒15だった。好記録ではあるが、指先の差で連日、日本記録に届かなかった。「もう少しターンとかで…。細かいところをしっかりやらないと」と悔しがっていた。