五輪内定の水谷、Vなら今後全日本は「完全に引退」

会見を行った水谷隼(撮影・南谷竜則)

東京五輪の卓球男子団体と混合ダブルスで出場が内定した水谷隼(30=木下グループ)が13日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で開幕した全日本選手権を前に会見に臨んだ。

今回は男子ダブルスのみの出場で、歴代最多10度の優勝を誇る男子シングルスには出場しない。「9回目の優勝を達成したときにもういいかなという気持ちはあったが、周りの方が10回達成してほしいということで、自分自身も達成したいという気持ちも出てきて、去年苦しみながらできた。優勝するのはきつくて、これ以上は自分にとって難しいんじゃないかなという気持ちが優勝した後にこみ上げてきた」とその理由を語った。

16年リオ五輪では団体で銀、シングルスで銅を獲得するなど、日本の卓球界をリードしてきた。日本代表は東京五輪を最後に引退する意向を示している。今後の全日本選手権の出場については「今まで10回優勝して、ダブルス7回優勝した水谷隼というのは、今回優勝したら完全に引退すると思います」と第一線からは退く意向を示した。

その一方で「生まれ変わって、違う自分として全日本選手権に出場したいという気持ちはあります。そこでは優勝する力はないと思っているが、自分の持ってる力を出し尽くして優勝を狙っていきたい」と今後の出場の可能性を示唆した。

昨年12月のグランドファイナル後に腰痛から休養に入った。今月6日から再始動し、本来のプレーが戻ってきているという。「リオが終わってから2020のオリンピックは意識してきました。そこで自分の集大成として全ての力を出し切りたいと思っています」と東京五輪へ気持ちを込めた。【南谷竜則】