引退トンプソンに敬意、相手がセカンドジャージーに

栗田工業対近鉄 前半、モールの先頭で体を張る近鉄ロックのトンプソン(中央)(撮影・大野祥一)

<ラグビー・トップチャレンジリーグ:近鉄-栗田工業>◇最終節◇19日◇東京・秩父宮ラグビー場

19年W杯日本代表として初の8強に貢献した近鉄のロック、トンプソン・ルーク(38)が現役最終戦に臨んだ。

会場に集った多くのファンだけでなく、相手の栗田工業も日本ラグビーの功労者に敬意を表した。

この日、栗田工業が身につけたのはグレーを基調としたセカンドジャージー。試合は栗田工業のホームとなっており、通例であれば紺を基調としたファーストジャージーを着用し、色合いが重なる近鉄がセカンドジャージーを使用することになるという。

だが、試合に向けてのチーム間の話し合いで、栗田工業がセカンドジャージーを着用することに決定。近鉄の関係者は「栗田工業さんのお心遣いが本当にありがたかった。感謝しています」と思いを語った。