競歩の山西利和、日本一誓う「8割でも勝てる自力」

20キロ競歩日本選手権の会見に登壇した左から池田、高橋、岡田、山西、藤沢(撮影・上田悠太)

20年東京オリンピック(五輪)の男女の20キロ競歩代表選考会を兼ねた日本選手権を翌日に控えた15日、神戸市内で会見が行われた。

昨秋の世界選手権男子20キロ競歩金メダリストの山西利和(24=愛知製鋼)は「何度も阻まれてきた日本一をまずは取りたい」と抱負を語った。世界選手権の結果で、すでに東京五輪の代表に内定している。まずは世界選手権の疲労回復に努め、全体のレベルアップをしてきた。

状態は完調ではない様子だが、「仕上がりが8割でも勝てる自力がないといけない」。世界一になっても、満足感などない。「スケール感」を意識する男は、そう語った。